シンボルマークについて
クリニックのシンボルマークは、
友人であるパリ在住の福井出身画家 五百崎智子さんにご依頼致しました。
(参考 パルタージュ | 日々URALA(ウララ))
オリーブをくわえた鳩はノアの方舟のお話に由来します。
ノアは神様が指示をした設計に基づき、自らが方舟を作りました。
洪水が起こった際、その方舟で家族と動物たちで避難しました。
40日間とてつもない大雨が降り続き、大地を覆い尽くしました。
命あるものはすべて飲み尽くされてしまいました。
ノアとその家族は方舟の中に閉じ込められていた間も希望を失うことなく祈り続けました。
安住の地にたどり着くまで、忍耐して待つことが出来ますように。
神様の時を待ちました。そして、ノアは天窓から鳩を飛ばしました。
遂に、鳩はくちばしにオリーブの葉を加えて戻って来たのです。
これを見たノアは、近くに陸地があることを知りました。
神様はノアに約束しました。「これからは安心して暮らしなさい」と。
その時に、約束の印として、虹が現れました。ノアは世界で初めて虹を見た人です。
このことは、ノアの忍耐と希望が決して無駄ではなかったことを示しています。
このお話は現代を生きる私たちにも通じるものがあると思います。
誰もが、困難の中に生きているように感じることがあります。
病に侵されているときもそうであると思います。
私は、皮膚科医として皮膚病に苦しんでいる方に少しでも希望を持って頂ければと思い、
ノアの方舟に登場する「鳩とオリーブ」をシンボルマークに致しました。
微力ながら、少しでも皆様に希望をお届けしたい、皆様と共に虹を見たいと願っております。